本を読もう

先月に某美容室の社内研修に参加させてもらったんだ。
研修のコーチャーは企業研修なんかもよくするみたいでなんだけど、最近ヤバいんだって。

何がヤバいって、

大企業で研修すると本を年間１冊も読んでない人がな、なんと８割もいるんだって。
残りの２割が年間２冊以下だそう。

「え？通勤時間とかは？」

そりゃ、みーーんなスマホでネットかゲームやってんだと。

おいおい。
20、30代のスキルをまだまだ磨かなければならない社会人がそれでいいのかね？
と、残念な現実に衝撃を受けた。

ゲームやスマホを否定しているわけじゃない。
自己啓発や学びを得る時間がゼロ！それはないでしょ。

さらにさらに、その読んでる１冊ってのも、軽い感じの薄っぺらい本らしい。

それでいいの？

正直、日本の将来に危機感を覚えてしまう。このままだと日本人がダメになるぞ。

「ネットがあるからいいいじゃん！」とか思ってたら大間違い。
本を読むのとブログを読むのは天と地ほど知性のレベルが違う。

本は膨大な情報を論理的、体系的にまとめている。

ブログやネットの記事ってのは、基本的には断片情報にすぎないので、
いくら集めたって体系的な知識が身つくことはほぼない。
細切れの情報ばっかりだから、論理的思考力が全然磨かれない。

「美容師だからイイじゃん！」とか思っているならそれも間違い。
むしろ、大学を出ていないぶん、より学ばなければならない。

より幅広い思考力を身につけて、品格ある大人でありたいなら本を読もう。

薄っぺらい本を読んで、読んだ気になっているならそれは大間違い。
分厚い大著には書き手の思いがある。これだけはどうしても外せないという理由が大著になったんだ。

良い本を読むことの喜び、新しい知識に出会った時の喜びをもっともっと人生に活かして生きていこう。
大企業に入るためにいっぱい勉強した。
技術者になるために多くの時間を犠牲にして練習してきた。

技術者にはなった。これからの長い人生を美容師として生きていけるスタートラインに立てた。それがキミの現在地だ。

ここからなんだ。

厳しい美容業界を生き抜く術を磨き続けなければならない。成長するコトを自ら止める必要は、ない。

年齢を重ねるほどに、誰もキミにアドバイスはしてくれない。

だから自分自身でスキルアップしないと！
自己研鑽し続ければ、仕事もプライベートも必ず充実するはずだ。

キャリア形成するためにも、まず薄い本から読んでみよう。W